除籍

除籍とは、戸籍に記載されている人が戸籍から除かれ、閉鎖された戸籍のことをさします。
戸籍から除かれる理由はさまざまで、死亡を原因とすることもあれば、結婚により別の戸籍に入ったため戸籍から除かれることもあります。戸籍に入っている人が結婚や死亡を原因として戸籍から除かれることで、戸籍からは人が抜けていき、最終的には誰もいなくなることで戸籍が閉鎖されます。この戸籍の閉鎖によってできた「除籍」の写しのことを除籍謄本といいます。相続手続きやパスポート申請の際に必要となる重要書類ですが、各市区町村での保存期間が150年までと定められており、150年を過ぎると廃棄されます。平成22年まではこの戸籍の保存期間が80年であったため、相続の際に被相続人の戸籍がなく、相続人の確定が難しくなるケースもあるようです。戸籍が保存されていない場合には、相続の専門家である司法書士に依頼していただければ、それぞれの事情に合わせた形で対応させていただきます。