「戸籍謄本」とは、本人に関係する戸籍の情報をすべて記載したもので「全部事項証明」ともいわれます。戸籍謄本は、本人の本籍地の役所に保管されている戸籍原本の写しにあたるため、戸籍謄本を取り寄せる際には本籍地の市区町村役場の窓口で発行してもらうか、郵送で市区町村役場に請求して取り寄せます。相続手続きでは、被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍を取り寄せる必要がありますが、この時は死亡時の戸籍からさかのぼって取り寄せていきます。例えば、本籍地を変更する「転籍」や、婚姻による戸籍の変更、養子縁組や「分籍」などがあった場合には、戸籍を別の市区町村役場から取り寄せたり、新たに取り寄せる必要があります。戸籍がすべて揃うと、相続人調査や相続財産調査を行ない、遺産分割協議書・相続関係図などの必要書類をまとめたうえで相続登記や預金の移動などの手続きを行ないます。司法書士などの専門家に手続きを依頼した場合、戸籍の取り寄せの段階からほとんどすべての手続きを専門家が行なうため、これらの難しい手続きを自分で行なう必要はありません。
戸籍謄本
法務リンク司法書士法人が提供する基礎知識
不動産売買
不動産売買には、契約や登記など様々な法律が関わります。そのため、マ...
遺留分とは
自分の財産をだれにどれだけ与えるかを決めるのは原則として自由です。...
銀行口座の...
被相続人の銀行口座は、死亡後に凍結されます。死亡届を出すとすぐに銀...
除籍
除籍とは、戸籍に記載されている人が戸籍から除かれ、閉鎖された戸籍の...
代襲相続人
代襲相続とは、被相続人の血族として相続人になるはずだった人が、相続...
土地 名義変更
土地の名義変更とは、土地の所有権を移転する手続きのことをさします。...
配偶者の居住権
今回の相続法の改正によって新たに「配偶者居住権」が創設されました。...
住所変更
不動産を売買や譲渡などによって取得し、登記を行なった後に所有者の住...
公正証書遺言
「公正証書遺言」とは、遺言者の意思に基づいて公証人が作成する遺言書...
法務リンク司法書士法人(埼玉県/東京23区)|戸籍謄本